ヴィックラインの代表から
ドイツの温熱環境の設計では
住み心地優先の観点から
熱容量が大きい断熱材と
土台や梁などの部分からの
「熱橋」を防ぐ工法が
広がっているとの事で
熱容量が高い断熱材
=セルロースファイバー
熱橋を防ぐ方法
=外断熱
を施すのが進んでいるため
日本でもセルロースを入れる案件が増え
代表自身も今年の酷暑の間中
小屋裏に下見に入り続けたそう。
ただし昨今の家造りは
写真の様にグラスウールを詰め込むだけ。
軒先の通気を考えられていないので
屋根裏の温度はなんと65℃~70℃!
にもなっていたそうで、その中を何度も
下見と寸法どりで上り下りし
熱中症でフラフラになったそう…
本当にお疲れ様です。
小屋裏の施工不備や不良もあるが
(※本来ダウンライトは発火の危険性の為
箱を作り、断熱材で囲みます)
何よりも嘆いていたのが
現代の家の「軒先の通気の少なさ!」
やりすぎな気密は家への害でしかない
と話され、弊社の工法である
「昔の蔵」を参考にした
通気を考えた家造りが理想と
お褒めのお言葉をいただきました。
確かに送られてきた写真では
夏の小屋裏の暑さしか感じれない…
弊社が6年前に施工した
外断熱無し+セルロース断熱の家の
夏場の屋根とエアコン無しの
室内温度を計測した
結果がこちら。
室内天井温度の違いは
屋根63℃
室内天井23℃。
その差ぴったり40℃
弊社の現在の施工は外断熱も
加わった遮断熱工法。
もっと大きな違いが出ると考えます。
~日本の固有種と手仕事の家づくりを守り使い伝える「民家工房常栄」~