2年連続で最も暑い夏と
気象庁が述べた今夏。
気温の底上げには
温暖化の様々な影響が
関連していると指摘される中
世界中で異常気象が報道されました。
温暖化を流布した象徴は
「氷」の減少ですが
北極域の海氷域面積は
1年当たり北海道の面積に
匹敵するほど減少しており
2030年には北極圏の
氷が全て溶けると
強い言葉での発表もあります。
「その先には何が見えるか」
例えば全島の約80%以上が
氷床と万年雪のグリーンランド
「氷の下の町」に埋められた
人がつくり隠した負の遺産を
目の当たりにするでしょう。
でもこれは氷山の一角とされ
同じような見えないゴミ問題は
世界中の足元で起きています。
日本の住宅でも
スクラップ&ビルドが続き
私達が望みつくり出した
時の流行りの人工品が
多く使われ、ゴミとなります。
作るにも廃棄にも
エネルギーコストがかかる
だけでなく、人工品には
地球と人を痛めつける
有害物質が秘められています。
流行りはいつか廃り
新製品は次々と発売されますが
その国で古くから続く
家造りの技法を継いだ家は
流行り廃りはありません。
古びてこそ凛とした美しさを備え
洋の東西を問わず、老若男女に
物懐かしい気持ちと
心地よさをを心身に届けます。
自国の物をすっぴんのまま
使うので、建築時も廃棄時も
僅かなエネルギーコストです。
あなたの家造りの
先には何が見えますか?
~日本の固有種と手仕事の家づくりを守り使い伝える「民家工房常栄」~