~これは少し前のお話し~
ウッドショックの波が一般に囁かれる頃
業界では買占めが起こり、木材価格は高騰。
プレカットも3カ月~4カ月待ちとなる等
建築業界は大騒ぎ。
世界でも同じことで、平均して建築材だけで3割UPや
下のツイッターの様に同じ1000ドルで買える木材が
「「1年でこんなにも違う」とUPする人も。
https://twitter.com/sashandcase/status/1406627418719330304
現在もホームセンターの木材売り場でも買える枚数の制限は
続いていますが、価格の高止まりで平行線を辿っています。
弊社でも企業努力ではとても補えないので、
施主様にお伝えし、ご協力を仰ぐ状態です。
そんな中、20年の林業白書では木材の輸出が
2年ぶりに増え、過去20年で最高の350億。
林業事業者の所得向上には世界の市場の獲得が不可欠で
中国では丸太、アメリカでは杉、韓国では檜の人気が高まり
需要が増加した事が要因だそう。
人口減少で市場規模の縮小が見える日本よりも
海外に向けて日本ブランド材を出した方が将来の為では
あるのでしょうが、一方では外国の山を買い占める
日本企業もあるなど、SDGSを声高に主張している
国とは思えない行動も…
買占めが起きてもっとも困るのが
材料が無いだけではなく、良い材料も出にくい事。
言い方は悪いですが、悪い材でも売れるとなれば
この際に…となるのが商売なんでしょうがね。
しかし、材の善し悪しの違いがわからない人ならまだしも
そんな材は断固拒否の山本は急遽
A様宅の新築から島根の中村木材さんに
仕入れとともにプレカットもお願いしました。
理由?
「材を識別する目、質、扱い方」が素晴らしい
昔ながらの職人ぞろいの会社だからです。
ただ輸送費の問題があり、コストの関係上
1軒丸ごとは難しく、10数年の付き合いでも初。
そこで、プレカットの図面だけでは伝わらない箇所の
確認をふまえ、島根の中村材木さんへ
相談と勉強も兼ねてお邪魔しました。