日本の固有種と手仕事を守り使い伝える独自遮断熱工法の家造りは民家工房常栄。神奈川県厚木市をはじめとした新築注文住宅・リフォーム・リノベお任せください。

断熱材にセルロースファイバーを進める理由1

セルロースは植物の細胞や繊維の主成分で
地球上で最も多く存在する炭水化物であり
私達の摂取する野菜や穀物はもちろん
紙、衣料、医薬、化粧品に使われる
身近な素材です。

そのセルロースを断熱に利用するきっかけは
欧米による新聞紙のリサイクル発想。
利用歴70年以上、断熱材利用率
トップのアメリカには及びませんが
日本でも数十年かけて普及してきています。
さらに近年は生産時のエネルギーコストが
人工断熱材(ウレタン・プラ・ガラス系等)
よりも格段に低い観点にも注目されています。

セルロースファイバーは
木質原料を細かくし
ホウ酸塩を混ぜてつくられます。
ホウ酸塩は元素ホウ素が酸素と結合し
天然に存在しており、植物の成長や生存に
欠かせない必須栄養素で
人間にも栄養学的に重要とされる一方
腐食保護と防虫、そして防火に有効であり
目の洗浄や殺菌消毒に用いられる医療用医薬品
としても使われています。

セルロースは繊維が複雑に絡み合い
一本一本が空気を含んで呼吸しながら
ホウ酸塩を纏って壁に吹き付けられます。

高温多湿の日本の気候に
呼吸するセルロースが最適な理由は
結露を予防しながら
夏涼しく冬は暖かく
吸音・防音・遮音性による
プライバシーを保護し
白蟻やゴキブリの侵入を防止
そしてもしもの際にも不燃効果で
被害を抑える効果の高さです。

よく施工費が高くなると言われますが
セルロースより高い人工断熱材は
いくらでもありますし
施工期間がかかると言っても数日。
素材の性能持続性や、お住まい後の光熱費
費用対効果の利点はもとより
人と地球に優しい
安全な素材と暮らす日々は
お金にはかえられない効果と考えます。

~日本の固有種と手仕事の家づくりを守り使い伝える「民家工房常栄」~

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