日本の固有種と手仕事を守り使い伝える独自遮断熱工法の家造りは民家工房常栄。神奈川県厚木市をはじめとした新築注文住宅・リフォーム・リノベお任せください。

断熱材にセルロースファイバーを進める理由2

セルロースファイバー断熱材の
原料は新聞紙が大半
弊社でお願いする
ピュアダンボールは稀有な存在。
リサイクルの観点では
新聞紙の方が廃棄量が多かったので
当たり前と言ったら当たり前です。

日本でも昔から新聞紙は大活躍。
断熱保温として服の中に挟んだり
包み紙の代わりに水分の出る魚や
乾燥を嫌う野菜を包み
冷たい氷を包んで保冷
熱い焼き芋を火傷せず保温しました。
畳の多かった時代には
畳の下に挟み湿気を吸わせり
隙間風を防いだ家も多くありました。

それだけ身近で断熱材・吸排出に
優れた便利な新聞紙を断熱材として
利用した点は大変に優れています。
それでも弊社が長年
ピュアダンボール原料を選択するのは
使われるインクの原料です。

セルロースファイバー主流の国は
人体への影響や空気環境汚染問題から
大豆等原料へと変化したのですが
日本では石油系の化学薬品等が利用され
混ぜ物も不明の時代が長かったためです。
現在は大豆等にシフトしているそうで
薬剤での人体への危険は回避されたようですが
印字をした時点でエネルギーコストはかかります。
その点ピュアダンボールは
ダンボール製作時にカットした
部分をリサイクルしています。

環境の為リサイクルするはずが
膨大なエネルギーを消費する
リサイクルがあるように
リサイクルの観点では良い考えでも
隠された裏事情もあるのです。

昨今の生活スタイルの変化で
新聞紙の発行は減少を続ける中
宅配事業の好調からダンボール需要は
前年比100%を超える現象が続いています。
欧州の様に破棄減少と環境問題から
1本の木を木材とチップや断熱材に
余す事無く利用する時代は少し遠い未来ですが
新聞紙からダンボールへ断熱材が変化し
より安全でエネルギーコストを抑えた
ダンボールセルロースの普及は近いと考え
推進活動を続けます。

ちなみにダンボールは新聞紙より
密度が高く繊維の空気胞が多い分
断熱+防音的に優れます。

~日本の固有種と手仕事の家づくりを守り使い伝える「民家工房常栄」~

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