戦前まで壁の素材は土壁と漆喰でした。
そして扉や襖は、板か紙製品で作られていました。
しかし戦後の建築ラッシュと団地ブームで
合板やクロスがつくられ施工され
たった50-60年で室内クロスの9割が
ビニールクロスの壁になり、天井と床はプリント合板に。
ビニールクロスには軟質のポリ塩化ビニルが使われています。
加工しやすくるする為に可塑剤もタップリですが
プラスチックは静電気を帯びやすい性質を
持っていますので、ホコリが付く原因となります。
他にもカラーボックスなどで使われる
木質ボードMDFも木の粉をプラスチックで固めた物ですし
汚れにくいと人気の合皮やポリウレタン素材のソファも塩ビ。
カーテンやカーペットもプラスチック製品が多く
繊維が抜けてマイクロプラスチックが
室内空間を舞い、静電気を発生する製品に
ホコリとして張りつくだけでなく
呼吸しながら体内に取り込んでいます。
昔ながらの製品は静電気を発生させません。
木材・紙・土・麻や綿・本革・ウール…etc.
中には綿埃がでるものもありますが
その成分は自然界由来。
マイクロプラスチックとどちらが安全かは瞭然です。
次にリフォームをお考えの際や
カーテンやカーペットソファー等備品を購入の際には
「手軽だから」ではなく、すこぅし立ち止まって
じっくりと考えて素材の検討をして頂ければ幸いです。
天然の素材に囲まれると、○○風や○○調は
何が違うのがすぐわかる能力も付きます。
ウソではありません、体は覚えています。何が良いかを。
~「空気・水・素材」をイエカラ整える~本物の国産自然素材と遮断熱住宅は民家工房常栄~