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ダンボールで暖房無
はいっ皆さん!今日もムチャクチャ寒いですね〜。
インフルエンザが流行っていますから、帰宅したら手洗い
とうがい
を必ずしましょうね。
さて今回は、相模原市のH様邸新築工事の現場を突撃レポートしたいと思いますぅ!
おやおや〜
雪の降る現場の前で、何やらバキュームカーのようなホースを建物
の中に送り込んでいる謎のトラックが、音を立てて停まっていますねぇ。
いったい何をしているのでしょう?
まさか今どきトイレのくみ取りでもしているのでしょうか?
カメラも建物の中に進みたいと思います・・・。
おおおっと
(古館伊知郎ふうに)
建物の中ではマスクをした謎の人物が、壁のアチコチに白い紙を張っています。
何かの宗教の儀式なのでしょうか
奥からは「ブロロロロ・・・」という異音が聞こえてきます。
さらに奥の間へカメラを進めて参りましょう・・・。
おやおや〜っ
ここではもう一人の人物が、白い紙を張った壁に穴を空け、ホースを差し込んで、壁の中に謎の物質を挿入している模様です
壁の中に圧送している謎の物質は、何やら ふわふわで、もこもこっとしています。これは、一体なんなのでしょうか?
実はこれ、『セルロースファイバー』という断熱材なのです。
原料はダンボール工場で製造されたダンボールを裁断した端切れで作られています。
(他にも新聞紙などを原料とした物もあります)
柱と柱の間に通気をする紙を張り、壁の中にセルロースファイバーを圧密させる断熱工法です。
高い断熱性能を発揮すると同時に、遮音効果にも期待できるすぐれモノです。
こうして外壁に面する壁には、すべてセルロースファイバーを圧入しています。
壁内にめいいっぱい凝縮して詰め込んでいるので、壁の内部で結露する心配もありません。
遮音効果によって、大きな声で夫婦ゲンカしても、近隣に聞こえる心配もありまん。(個人差による)
そしてセルロースファイバーは、ホウ酸処理を施しているので、燃えにくく、さらに白アリやゴキブリ等への予防にも期待できそうです。
屋根裏の天井面にもセルロースファイバーでの断熱処理を行なっています。
屋根から伝わる真夏の高熱もシャットアウトしてくれます。
そして更に床下には、発泡性のウレタンを注入しているので、床の断熱も心配無用です。
H様邸の建物は、とても陽あたり
が良好なので、真冬でも暖房が必要ないかもしれません。
『外断熱』による断熱工法もありますが、『外断熱』の場合、火災の時に炎が近隣建物に燃え広がるフラッシュオーバーという現象が起こりやすいという欠点があります。
一方、このセルロースファイバーでの断熱工法であれば、フラッシュオーバーの心配もありません。
お家の中がぽかぽかだと、幸せな気分になりますね。
以上、現場突撃レポートでした
【山上義明】