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総4寸? そうよッス♪
あ〜寒いっ 皆さま、風邪などひいていませんか?
私は先々週に風邪をひいてしまいましたが、お陰様で今では元気に回復しております。
冬将軍の到来です。暖かく
してお過ごしください。
さて本日は、大和市のS様邸新築工事の上棟の日でした。
かつて駐車場だった場所に5棟の家
が建築され、その中の1棟が、私たち常栄が建てるS様のご新居
となります。
5棟現場の中の3棟は、既に他の各工務店・ハウスメーカーさんでの建築が完了し、もう1棟はS様邸よりもひと足早く他の工務店さんで只今建築中です。
ある日、近隣で工事をしていた他の工務店の大工さんが、S様邸の現場を見て 「へぇ〜、総4寸なんですか?」と言って関心していました。
なぜ他社の大工さんが関心していたのかというと、一般的な住宅は、ほとんどが3寸5分角(さんずんごぶかく)の集成材の柱が使われているのです。3寸5分角とは、一辺が10センチ5ミリの正方形のことです。
これは、集成材の柱の断面写真です。
集成材は、スライスされた4枚の木を接着剤で圧着して出来ています。
一方こちらは、常栄の建てる家
で使用している国産無垢のヒノキの4寸角の柱の断面です。4寸角とは、一辺が12センチの正方形のことです。
木の年輪の中心が、柱の中心になっていますが、これを「芯持ち材(しんもちざい)」と言います。
1ヶ所に割れ目が入っていますが、これは「背割り(せわり)」と言って、芯持ち材は時間の経過と共に徐々にひび割れを起こすので、柱の見え隠れになる面に切り目を入れて、他のひび割れを防止しているのです。
民家工房 常栄 が建てる「元(はじめ)の家」は、全ての土台と柱が、国産無垢の4寸角のヒノキでできています。
ところで今の季節、午後5時を過ぎると急激に暗くなってしまいます・・・。暗くなると作業が困難ですが、今回のS様邸の現場でも怪我や事故もなく、無事に棟上げ
することができました。
職人の皆さん、お疲れさまでした。そしてS様、上棟おめでとうございます。
【山上義明】